■ 起承転結

aquio2008-03-20

「お送りした企画書は検討してもらえましたか?」、
という電話がかかってくる。
「はて、いったい何のことだろう・・・?」、
と相手の電話の内容に調子を合わせて話しているうち、
「あぁ、あの変てこな企画書のことかぁ」、と思い当たる。
某IT関連企業からの、
「ホームページ制作のお手伝いをいたします」、
というような内容の企画書であった。
企画書に限らず、
人に読ませる文章には「起承転結」が要求される。
四コマ漫画」のような、簡潔な文章が求められる。
ましてや、ビジネスのシーンにおいては、
それ以外に「5W2H」も求められる。
「When/いつ」「Where/どこで」「Who/誰が」
「Why/なぜ」「What/何を」「How/どのように」、
そして「How much/いくらで」の「5W2H」。
送られてきた企画書には、
確かに「5W2H」らしき事柄が記載されていたが、
口語体と文語体が入り混じる、実に読みにくい文章であり、
「いったい私に何を伝えたいのか!?」、が理解できない文章であった。
男と女の間であれば、
「眼は口ほどにモノを言い」、ということもあるだろうし、
言葉がかえって邪魔をする、というシーンもあるだろうが、
見ず知らずの人間に対する文章では、そうはいかない。
言葉がすべてなのである。
「日本語のできていない会社にホームページの制作など任せられるか!」、
と企画書は破り捨ててしまったのだった。
電話をかけてきたのは若い声の男だったが、
「そちらは○○○○○になります」などと、「コンビ二言葉」丸出しであったな。
本人は丁寧語を使っているつもりなんだろうけどさ・・・。
コンビ二といえば、
コンビニ業界は職員たちの言葉遣いをどのよう考えているのだろうか。
一度、そのあたりのことをキチッと訊いてみたいものであるね。