■ Lynne & David・その3

aquio2007-03-16

リンさんとデーヴィッドを車に乗せ、
今日は滋賀県近江八幡に向かう。
近江八幡は古い民家が建ち並ぶ町。
近江八幡を訪れるのは今回で三度目。
「酒遊館」において、
名物・赤こんにゃくの土佐煮、あわ麩の田楽、
鮎の甘露煮、近江牛のたたき・・・等を食べる。
昼食をとった後、町をブラブラと歩き、
「アートスペース no-ma」を訪れる。
「no-ma」は町屋を改造したギャラリーだが、
その佇まいがなんとも素晴らしい。
二人もその佇まいがとても気に入った様子であった。
八幡宮の境内にある「たねや」で和菓子を選ぶ。
日持ちするカステラを土産に持ち帰っていただくことにする。
午後五時、京都に向かって出発。
三条河原町の割烹「忘吾」に向かう。
リンさんはベジタリアンでいらっしゃる。
肉や魚が食べられない。
そのことは前もって「忘吾」に伝えておいた。
「忘吾」の料理は本当に上品で美味いが、
板場のHさんから、「この度、独立することになった」という挨拶を受ける。
新しい店の場所は「忘吾」からそう遠くないところ。
客は「忘吾」についているのではない。
客はHさんが提供してくれる「料理」についているのだ。
Hさんが去ってしまえば、「忘吾」に行くことは二度とないだろう・・・。
「とても〜じょ〜ひんでおいしっかったで〜す」、
とリンさんは挨拶しておったぞ。
どこでそのようなフレーズを憶えたのだろうか・・・。
二人のため、今夜はニュー・オータニに部屋を予約してある。
大阪城が見下ろせる部屋。
ホテルの玄関で二人とお別れする。
この秋にも、二人は神戸にやって来ることになっている。