■ ブランダールさん

aquio2007-03-31



スコットランドを旅行していたB君が
土産を携えてアトリエにやって来てくれる。
人形師の「ブランダール」さんが託してくれた土産。
紙袋の中には一冊の本が入っていた。
「Essential CHARLES RENNIE MACKINTOSH」
建築家「マッキントッシュ」の生涯と、
その作品が網羅された美しい書籍。
私が「ブランダール」さんと初めてお会いしたのは、
今から四年ほど前のこと。
場所はグラスゴーのキング・ストリート。
「Glasgow School of Art」のすぐ近く。
旧・ソ連から亡命してきたアーティストたちのグループ、
「SHARMANKA/シャルマンカ」のスタジオにおいて、であった。
「Glasgow School of Art」の建物は「マッキントッシュ」の設計による。
話は変わるが、
来月の三日、M市のお歴々とお会いすることになっている。
今、M市において「世界人形劇フェスティバル」の開催計画が持ち上がっているのだが、
話がうまくまとまれば、
その準備のためにグラスゴーに行かなくてはならない、かもしれない。
「ブランダール」さんはイギリス人形劇界の重鎮でいらっしゃる。
「ブランダール」さんにお会いし、
M市におけるフェスティバルへの参加と協力をお願いしなければならない。
もし、グラスゴーを訪れることができれば、
グラスゴーに残る「マッキントッシュ」の建物を見て歩きたい・・・。
しかし、もしかしたら、M市における計画は計画で終わるかもしれない。
しかし、ま、それはそれで仕方の無いこと。
私の職場にはいろいろな仕事が舞い込むが、
ヒットの打率は三割から四割といったところではないだろうか。
後の六割から七割は、話だけで終わってしまう。
しかし、野球の世界では、三割も打てば強打者と呼ばれる。
打率は三割から四割・・・。
ビジネスの世界の打率もそんなところではないだろうか・・・。
「Essential CHALES RENNIE MACKINTOSH」
裏表紙には「ブランダール」さんと、弟子の「ステファン」のサインが入っていた。
とても嬉しい・・・。
大事に読み、大事に保存することにしよう。