■ シャルマンカ

aquio2004-09-19

本棚を整理していたら、
小箱の中から「シャルマンカ」のバッジが出てきた。
シャルマンカを主宰する「タチアナ」さんから頂戴したもの。
シャルマンカは旧・ソ連から亡命してきたアーティスト集団。
グラスゴーにある彼等のアトリエを訪れたのは
二年前の秋だったか・・・・。
彼等の作品のジャンルは、
ゴミ捨て場に放置されていた廃物を利用した
ジャンク・アート」のカテゴリーに入る。
彼等の、光と音楽と映像とメカニズムを駆使した、
いわゆる「キネティック・アート」の作品群を観るうち、
人類が持つ愚かさや、
男の馬鹿さかげんが、何となく理解されてくる・・・。
ジャンク・アートの旗手であった
ティンゲリーの作品と比べてみると、
シャルマンカの作品群は圧倒的な「暗さ」を抱えている。
陽のあたるバーゼルで暮らしたティンゲリーと、
社会主義国で産まれ育った人々との違いか。