■ 送別会

aquio2004-09-21

S市にあるK高校に出かける。
高速道路を走っている時、局地的な豪雨に見舞われる。
通常なら二時間ほどの距離を三時間もかかってしまう。
どうも近頃は雨に祟られることが多い.
夕方からS君の送別会に出席。
場所はO町にある「お好み焼き・太郎」。
ここの「ホルモン焼きウドン」は美味しい。
ホルモンとウドンと野菜を炒めただけのものだが、
鉄板の上で熱く焦された醤油の匂いが食欲をそそる。
あまり上品な食べ物とはいえないが、
昭和三十年代の懐かしさがある。
S君は美術大学で漆芸を専攻してきた若者。
漆塗りの職人として生きていくことを決意した・・・。
自分の腕一本を頼りにこれからの人生を切り開いていく決心。
その心意気や良し。
その後、
借家暮らしのH君の家になだれ込んで二次会を開催。
皆でS君が開くアトリエの名を考える。
アトリエの名を「NUSHI」に決定。
NUSHIは「塗師/ぬし」を意味する。
H君の家の近くには見事な芙蓉が咲いていた。
群生する芙蓉の中には、
白かった花が時を経るとともにピンクに変わっていく、
いわゆる「酔芙蓉/すいふよう」も混じっているらしい。