■ 何もしない一日

aquio2004-11-28

今日は久しぶりの休日。
今日は何もしないと決めていた。
「カーテンを開けると、外は雲一つ無い上天気。
 それだけで僕はすっかり嬉しくなってしまい」と、
すっかり「植草甚一」になった気分で、
パイプとマッチ、
読みかけの文庫本をポケットに入れて
神戸の街に出かける。
ハンター坂のカフェでサンドイッチを頬張り、
馴染みの喫茶店で、
ガラス越しの陽光を背中に浴びながら
美味いコーヒーを楽しむ。
画廊を何軒か冷かした後、
いつもとは違った道を選んでアパートに帰る。
紅葉の傘の下、車をノロノロと走らせる。
何もしないこと、
何の目的も持たないことの贅沢を満喫する。
それにしても、
仕事と遊びの境界線があやふやとはいえ、
自分のことを「仕事中毒」ではないかと思うことがある。
しかし、今までに仕事を強制されたという憶えがない。
仕事を「強制」であると感じたことがない。
強制された仕事は苦痛でしかないが、
苦痛を感じないところをみると、
やはり、私にとって、仕事は「遊び」と同じ意味を持つのだと、
強くそう思う・・・。