■ 引越し・その2

aquio2004-11-30

昨日、
新しいアパートへの引越しを終える。
引越しといっても、
炬燵とベッド、土鍋と茶碗と箸、
テーブル・コンロと包丁とまな板、
各種調味料と酒、
数冊の辞書と
二十冊ほどの書籍・・・を運び込んだだけ。
炬燵に脚を突っ込んで鍋をつつき、
酔っぱらったらゴロリと横になれる準備がこれで整う。
後の必需品は少しずつ運びこめばいい。
これでいいのだ。
新しいアパートに向かう道すがら、
乾燥した「高砂百合」を見つけ、
十本ほど手折って部屋に飾る。
無味乾燥な男の部屋に乾燥した百合はよく似合う。
富士には月見草がよく似合う・・・ようなものだ。
ワインを飲みながら、
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を聴く。
血が滴るようなステーキを食べているような気分になる。
とても濃厚な音楽・・・。
本の中にドイツの新聞が挿まれていた。
スイス「NAEF/ネフ」社の記事が載っていた。
ところどころに知っている単語もあるが、
辞書を片手に訳してみるという気分にもなれない。
すっかり酔っ払ってしまった・・・。
今日は今から関西空港に向かう。
明日のJAL2503便で北海道に出発。
帰りは四日の夜の予定。