■  足立美術館

aquio2005-06-06

安来市から帰る。
朝七時にアパートを出発。
現地には十時頃着と予想していたが、
九時半に着いてしまった。
車を止め、
出雲の「荒木屋」で蕎麦を食べるか、
安来の「足立美術館」を訪れるか、迷う。
迷った末、足立美術館を訪れることにした。
足立美術館を訪れるのは今回で二度目。
今日は月曜日。
来館者は少なく、館内は驚くほど静かだった。
河井寛次郎」の茶器の存在感、
魯山人」の器の質感に圧倒される。
館内を一巡した後、
茶室「寿立庵/じゅりゅうあん」に向かう。
客は私一人だけ。
京都の工匠によって建てられた贅沢な空間を独り占めにする。
茶室の油壁のなんと美しいことか・・・。
お茶と菓子を頂戴する。
誰も入っては来ない。
係の女性もやって来ない。
畳にゴロリと横になって庭を眺めているうち、
ウトウトと眠ってしまった・・・。
午後一時過ぎに眼が覚める。
九十分ほど眠っていたことになる。
退室する時、
「この茶室で眠った人はお客さまが初めてです」と、
チクリと厭味を言われる。
すまぬすまぬ・・・。
安来庁舎における会議は一時半から始まる。
昼食を摂っている時間が無い。
そのまま庁舎に向かう。
腹の虫が時々鳴る。
なんとも集中できない会議であったぞ。