■ クリスマス・プレゼント

aquio2005-12-23

東京での仕事を済ませ、
十五時三十三分発「のぞみ83号」に飛び乗る。
昨日から今日にかけて、
関が原のあたりには大雪が降ったらしい。
新神戸には定刻より三十分ほど遅れて到着する。
時刻は七時を過ぎようとしていた。
アパートの周りには美味しいものを食べさせる店がない。
三宮に出て夕食を済ませることにした。
街は忘年会のシーズン。
一人ぐらいの席はなんとでもなるだろうに、
いくつかの店で「満席です」と入店を断られる。
「ご予約のお客様ですか?」
「いいえ」
「何名様ですか」
「一人だけど」
「あいにくと今日は満席になっておりまして」
「カウンターの隅が一つ空いているようだけど」
「あそこも予約のお客様で・・・」
「ふ〜ん、じゃぁいいや・・・」
だんだん腹がへってくる。
こいつらの頭の中には「臨機応変」という言葉が無いのだろう、
だんだん腹が立ってくる。
カレーライスを食べることにした。
ま、単身赴任のオジサンには相応しい夕食ではある・・・。
アパートに帰ると、
スコットランドの「LYNN/リン」さんからクリスマス・プレゼントが届いていた。
「LYNN」 さんは現代のスコットランドを代表するタペストリー作家。
箱の中にはタペストリーの原画とポスト・カードが入っていた。
素晴らしいタッチのイラストレーション。
暇ができたら額を買いに出かけよう。
どんな額が似合うだろう・・・。
来年、ドイツに出かけるついでにスコットランドにも行ってみよう。
お土産に私の絵を一枚プレゼントすることにしよう・・・。