■ 帰国

aquio2006-08-24

「エンジンに異常が見つかった」、
そんなアナウンスを聞きながら寝入ってしまったが、
眼が覚めれば、
飛行機はシベリア上空を飛んでいた・・・。
どうやら飛行機は二時間遅れで離陸したらしい。
ミネラル・ウオーターを飲み、
また、眠りに就く。
八月二十四日午前八時、
LH710便は無事に成田に着陸する。
成田エクスプレスで東京駅まで、
東京駅からタクシーで赤坂まで出向く。
O氏と昼食をご一緒した後、
タクシーで牛込柳町に向かう。
今日は十四時からS氏の事務所において重要な会議がある。
まったく、少しも休ませてはもらえない・・・。
今夜は赤坂のニュー・オータニに部屋をリザーブしている。
三泊四日の強行スケジュールの旅であった。
仕事も大成功であった。
ま、これくらいの贅沢は許されるだろう。
ホテルの近く、
「オーバカナル」で夕食をゆっくりと楽しむ。
ニンジンのサラダが特に美味しかった。
ムール貝のワイン蒸しも美味しかった。
ホテルの部屋に戻り、
フランケン・ワインを飲みながら
「ダルマイヤー」のコアントロー・クーヘンを食べる。
コアントロー・クーヘンも、
昔のモノはもっと濃厚な味がしたように思う。
密度ももっと濃かったように思う。
徐々に味が軽くなってきているのではないだろうか。
しかし、ま、それも時代の流れというものかもしれない・・・。
携帯のスイッチを入れたとたん、
神戸や岡山の職場から連絡が入る。
すべて無視する。
今夜は仕事を忘れると決めていたのだ。