■ 関空〜プラハ

aquio2008-12-20

関空には午前十時に到着。
ここしばらくの間、
ちゃんとした固形物を口に入れていないせいか、
身体に力がまったく入らない。
軽くまとめたはずの旅行鞄がいやに重く感じられる。
飛行機は定刻どおりに出発。
スキポール空港までの所要時間は十二時間ほど。
飛行機が空に浮かんでしまえば、
いくらジタバタしたところで取り返しはつかない。
せめて他の乗客の方々に迷惑がかからないよう、
静かに小説でも読みながらのんびりと過ごすことにした。
機内では二度の食事が供されたが、これもほとんど食べられない。
関空売店で買っておいたビスケットをポリポリ齧りながら、
ギャレーに出かけては、
オレンジ・ジュースやリンゴ・ジュースを勝手に飲んで咽を湿らす。
六日の朝。某病院で四種類の薬を処方していただいたのだが、
その効能と副作用を印刷した紙がショルダー・バッグの中に入っていた。
その紙を取り出して読んでみる。
「倦怠感」「胃部膨満感」「食欲減退」「下痢」「胃腸障害」「脱力感」「眠け」「吐き気」・・・。
まさしくそのままの症状ではないか。
「食べたい!」「食べなければ!」とは思うのだが、
いざ食べようとすると、吐き気を催してしまう。
ほとんど何も食べていないのに、
胃部が苦しいほどに膨らんでいる・・・。
少しでも体力を温存させておくため、
読書を諦めて眠ることにした。
プラハには定刻に到着。
サッサと眠ることにした。