■ Krteček / クルテク

aquio2008-12-21

今回の旅行は、
西宮や宝塚の幼稚園の園長さんたちとのツアー。
皆さんはプラハ城やカレル橋の見学に出かけていらっしゃる。
皆さんの引率はYさんにお任せし、
私はホテルの部屋で休ませていただくことにした。
午後二時、
さすがに空腹を覚え、
市内のレストランで何かを口に入れることにした。
以前、プラハ市内の古書店の位置を
チェコ・センターのYさんに教えていただいていたのだが、
今日はとてもそこまで歩いていく気力がない。
体力を失くすと気力も失くしてしまうものであるね。
市内をブラブラと徘徊しているうち、
「Raddison SAS / ラディソン」ホテルの前に
「ユーゲント・シュティール」様式の建物を見つける。
中に入ってみることにした。
建物の内部には様々なショップやレストランが軒を連ねていたが、
「私んとこではドイツのダルマイヤーのコーヒーを使ってます」、
などと看板に大書しているカフェに入ってみることにした。
フルーツ・ジャムの入ったクレープとコーヒーを注文。
なかなかに美味しかった。
建物の中をブラブラと探検するうち、
一癖も二癖もありそうなブック・カフェを発見する。
暖かいカフェオレを飲みながら、棚に無造作に置かれた書籍を読む。
時間をかけてカフェオレを飲んでいると、
いかにも絵描き然とした爺さんや、大学教授らしき風采の中年男、
買い物帰りの婆さん、といった人物が入れ替わり立ち代り店の中に入ってくる。
どうやら、ここはプラハでも有名な書店であるようであるね。
来年一月中旬から、
神戸の職場ではチェコ・アニメ「クルテク」の原画展が始まる。
そのことを思い出し、
店員に「クルテクの絵本はないか?」と訊ねてみることにした。
しかし、発音が根本的に違うからか、なかなか通じない。
しかたがないから、紙ナプキンの上に絵を描いてみた。
ほとんど「ドラえもん」のような「クルテク」になってしまったが、なんとか意思は通じる。
来年のカレンダーを三部、チェコ語の絵本を二冊購入。