■ 煙出し人形

aquio2004-09-01

エルツ山地にある小さな村、
「SEIFFEN/ザイフェン」から新しいおもちゃが届く。
ロクロ細工のマイスター、
「ゴートハルト・シュテーグリッヒ」の新作、
「ロイヒャーマン・ヴァイナハツマン」。
「ロイヒャーマン」は「煙草を吸う人」という意味。
「ヴァイナハツマン」は、
ドイツにおけるサンタクロースのような存在、と
そう思えばいいだろうか・・・。
従って、
「ロイヒャーマン・ヴァイナハツマン」は、
「煙草を吸うサンタクロース」というような意味になる。
この人形の胴体の内側には金属製の皿が取り付けてある。
皿の上に香を置き、
香に火を点けると、
人形の口から香の煙が立ち上る・・・という仕組み。
彼が作る人形はとても品がいい。
人形は背中に大きな袋を担いでいる。
袋の中には子どもたちへのプレゼントがいっぱい入っているが、
右手には小枝の束を持っている。
良い子にはプレゼント、
悪い子には小枝でお仕置き・・・というような意味がある。
香を焚いてみたいが、髭が煙で汚れてしまいそう・・・。
さて、
今日は夕方から東京に向けて出発しなければならない。
今夜はEさんと一杯やる予定。
明日は東京から新潟に向かう。
ラクリ人形のコレクターであるH氏と会食。
明後日はK村のSさんとの打ち合わせが待っている。
帰りは明後日の深夜になる予定。