■ 合歓

aquio2004-11-06

自宅の庭には「合歓の木」が十五本ほど生えている。
毎年夏になると、
薄桃色の刷毛で掃いたような
愛らしい花を咲かせてくれていたが、
この夏、
鹿がその樹皮をほとんど食べてしまった。
丹誠を込めて育ててきたのだが、
ひょっとしたら、枯れてしまうかも知れない・・・。
今朝、
風に飛ばされていた合歓の種を集めてまわる。
カサカサに枯れた薄い「鞘」の中に、
マッチの頭ほどの黒い種が六〜八個ずつ入っている。
植木鉢を買い、種を一粒ずつ植える。
来年の春には発芽するだろう。
芽が出たら庭に埋めもどしてやろう。
また一から育てることにしよう。
それにしても、今年は鹿や熊による害が実に多い。
家具作家のN君やM君の話によると、
役場の北側の斜面に、
二匹の小熊を連れた母熊が出たらしい。
柿や栗の木が群生しているところ。
もうすぐこの山里にも初雪が降る。
熊が冬眠に入る季節。