■ 協調性

aquio2005-03-05

新幹線の車中、
後ろの席から「協調性」という言葉が
何度も聞こえてきた。
ビジネスマンらしき二人の男の会話。
小学生であった時代、
私の通知簿には、
「協調性まったく無し」と、
いつも書かれていた。
「協調性」の意味を知らなかった私は、
漢和辞典でその意味を調べたことがある。
調べた結果、
協調性という言葉の持つ意味は理解できた。
言葉の意味は理解できたが、
なぜ人と協調しなければならないか・・・が、
まったく理解できなかった。
二十二歳から八歳までの六年間、
私はある企業に勤務していたことがある。
サラリーマンであった時代、
私は、「協調」とは「礼儀」であり
「節度」であるとともに、
「我慢」であるということを学んだ。
そして、
「人と協調すれば自分の思うようには生きられない」、
ということを学んだ。
言葉を変えればただの「ワガママ」でしかないのだが、
人との協調を嫌った私は、
会社を辞めた。
辞めざるを得なかった・・・。
今朝から岡山県のH村に来ている。
H村は昨夜から雪に閉ざされている。
雪は今も深々と降っている。
今日は来客もないだろう。
窓のブラインドをすべて下ろし、
今から居眠りを楽しむことにする。
神戸〜東京〜新潟〜東京〜神戸。
神戸〜H村・・・。
この四日間の移動距離は一九〇〇キロを超えた。
少し疲れた・・・・。