■ 呉

aquio2005-04-24

二十二日の夜、
呉にお住まいのKさんと二年ぶりに会う。
挨拶もそこそこに、
まずは焼き鳥で一杯ということになる。
中央二丁目の「鳥正」に向かう。
この店に来るのはこれで二度目。
この店の焼き鳥は本当に美味しい。
焼き加減は絶妙。
鶏肉そのものにも滋味があふれている。
Kさんの話によると、
呉市の南側、
音戸瀬戸の辺りには養鶏を営む農家が多く、
良質な鶏肉が安定して供給されるらしい。
二人してヘベレケに酔う。
翌日はレンガ通りの横町を入った辺りにある
トンカツ屋、
「天武蔵/てんむさし」で昼食をとる。
トンカツについては一家言ある私だが、
天武蔵のトンカツの旨さと安さには頭が下がる。
蓮の挟み揚げとトンカツの餡掛け、
一口トンカツがセットになったランチを食べる。
蓮の挟み揚げの美味しいことといったら。
トンカツを食べた後は、
レンガ通りをブラブラと歩き「昴珈琲店」へ。
この店の名物「海軍さんの珈琲」を立ち飲みする。
なかなかにコシがあって苦味が強いが、
なかなかに美味しい。
「立ち食いや立ち飲みは行儀が悪い」、
そう言われて育った世代には少し抵抗があるが、
海士のヒヨコたちに紛れて立ち飲みを楽しむ。
呉は旧・日本国海軍の臭いが色濃く残る町。
海軍の通信技師であった父が住んでいた町。
市内のいたる所にレトロな雰囲気が漂っている。
Kさんから呉名物「揚げ饅頭」を山ほどお土産に頂戴する。