■ カルーア
いつもの店でパイプ煙草を選んでいたら、
「こんなのもあるよ」と、
店の親父が薄っぺらい缶を持って出てきた。
缶には「カルーア」のマークが印刷されていた。
コーヒー・リキュール、
カルーアの香り付けがなされた葉巻きであるらしい。
「どう、美味しいの?」と訊くと、
「知らない」という返事。
恍けた親父だわ、まったく。
試しに一缶買ってみた。
確かに、カルーアの香りが漂う。
香りは素晴らしいが、
私には少し重すぎる味わい・・・。
カルーアといえば・・・、
「MOZART CHOCOLATE LIQUEUR」という名の酒が
オーストリアのザルツブルクで造られている。
そのチョコレート・リキュールとカルーアを混ぜるだけで、
美味しいカクテルが出来上がる。
カクテルの名前は忘れてしまったが、
トロリとした舌触りで、とても美味しい。
カルーアの分量を増やせば増やすほど甘みが増す。
モーツァルト・チョコレート・リキュールを三分の二、
カルアーを三分の一。
これくらいの分量が一番美味しいように思える。
ついでに思い出したが、
アイリッシュ・クリームとカルーア、
う〜ん、もう一つは何だったっけ・・・。
アイリッシュ・クリームとカルーア、
それにもう一つ何かの酒を加えたら、
「ORGASM/オーガズム」という名のカクテルになったはず。
扇情的というか、官能的というか、
とても好色な感じのネーミングだが、
バーに出かけて
「オーガズムをこの女(ひと)に一杯」なんて言えたものではない。
下心が丸見えではないか・・・。
それにしても気になる名前ではあるなぁ・・・。
レシピを調べてみることにしよう。