■ 危機一髪

aquio2005-05-01

昨日は午後七時に神戸を出発。
中国自動車道を走って自宅に戻る。
盆、正月、そしてゴールデン・ウイーク。
この時期の高速道路はとても走りにくい。
高速走行に慣れていない運転者のなんと多いことか。
追い越し車線をノロノロといつまでも走り続ける車、
ウインカーも出さずに車線を変更する車、
タイヤを軋ませながらカーブを曲がっていく車、
事故の無いのが不思議なほど・・・。
そして、加西のサービス・エリアは
まるでゴミ溜めのような状態になっていた。
彼方こちらにゴミが捨ててあった・・・。
福崎インターを一キロほど過ぎた辺り、
左カーブを曲がりきった辺りで、
走行車線をバックしてくる車があった。
福崎から播但道に入るつもりが行き過ぎたのだろう。
百キロを超すスピードで走っている車と、
同じ車線をバックしてくる車・・・。
双方の車間はアッという間に縮まってしまう。
急ブレーキを踏みながら急ハンドルを切って右側に逃げる。
車が大きく左右にロールする。
私の視認が遅れていたら、
もう少しで激突するところであった。
車を待避車線まで走らせ、胸の動悸が静まるまで待つ。
無謀な運転に怒りが込み上げてくるが、
冷静にならなければと、
マイケル・フランクス」のCDをセットする。
上手いんだか下手なんだか、
相変わらずよく分からない甘い声が流れてくる。
深夜の赤坂や六本木をゆったりと流しながら聴きたいような音楽・・・。
高速道路で思い出した小咄。
高速道路を逆走している車のニュースがラジオから流れてきた。
ニュースを聞いていた男が妻の携帯電話に連絡を入れた。
男「おい、気をつけろ」
 「お前が走ってる辺りで一台の車が逆走しているらしいぞ」
妻「それがねあなた、逆走しているのは一台だけじゃないのよ」
 「次から次へと車が逆走してくるのよ・・・」