■ 吾妻嶺

aquio2005-05-06

明日、仙台のMさんご夫婦が神戸にいらっしゃる。
有馬温泉に泊まられるとのこと。
Mさんご夫婦にお会いするのは何年ぶりだろうか。
明日は休暇をとることにした。
伊丹空港までお迎えに行くことにする。
有馬の「そば玄」で昼食をとり、
夜は息子の店で一席もうけるつもり。
昨日の夕方、そのMさんから二本のお酒が届く。
岩手県紫波町の地酒「吾妻嶺」。
紙札には、
「中取り」
純米吟醸美山錦無濾過生原酒」
岩手県産美山錦全量五割精米」
「初搾新酒」「仕込初號」と、誇らしげに印刷されていた。
クール便で届いた酒は、
瓶から雫が滴り落ちていた。
「はやく私を飲んでちょうだい」と、
酒が身悶えしているように見えるではないか。
アトリエを抜け出して息子の店に向かう。
厨房のスタッフたちと回し飲む。
仄かな甘さがあって実に旨い。
喉越しも爽やか。
焦げ目のついた魚料理が似合いそう。
「この酒に似合う料理を作って欲しい」と、
息子に頼んでおいた。
「輸送中に酒は揺れる」
「揺れた酒が静まるまで飲まないように」、
そう、Mさんから忠告されていたことをすっかり忘れていた・・・。
Mさん、
美味しいお酒を有り難うございました。