■ WOLFGANG/ヴォルフガング・その2

aquio2005-05-13

ヴォルフガングを自宅に招待する。
午後七時、
職場のスタッフ達が箸と茶碗だけを持ってやって来る。
宴会が始まる。
ヴォルフガングはドイツ語しか喋れない。
「ナイン」、つまり英語の「ノー」にあたる言葉も、
ヴォルフガングが喋ると「ネー」としか聞こえない。
とても訛がきつい・・・。
通訳をしてくれたMさんの話によると、
つい最近まで、
ヴォルフガングはそれがドイツの標準語であると、
そう思い込んでいたらしい。
奥さんのウテさんは英語を勉強中。
お嬢さんのドローは英語がペラペラ。
宴もたけなわになってくると、
席は若者のグループと、
そうではないグループとに分かれてしまう。
向うの席でスタッフのKがドイツ語を喋っているではないか。
訊いてみると、
ドイツに二年間ほど滞在していたことがあるとか。
Sも流暢な英語でドローと話しこんでいる。
訊いてみると、
以前は駅前留学 NOVA の受付嬢であったとか。
知らなかった・・・。
HもAもたどたどしい英語でなんとか会話に付いていっている。
Mの関西弁訛りの英語はさっぱり判らない。
まだまだ子どもだと思っていたが、
スタッフ達は確実に成長してきている・・・。
なんだかとても嬉しい。
明日はKの運転でヴォルフガング一家を姫路城に案内する予定。
来年の四月、
ザイフェンで再会することを約束する。