■ 行者にんにく

aquio2005-05-30

北海道の留辺蘂からYさんご夫婦がいらっしゃる。
大量の生の「行者ニンニク」と、
醤油漬けにした大量の行者ニンニク、
大量のマトン、
そして、ジンギスカン用の鉄鍋をお土産に頂戴する。
鉄鍋だけでも相当な重さがある・・・。
そんな荷物を北海道から持ってきてくださった。
今では高級食材として人気のある行者ニンニクだが、
北海道では山奥に自生しているらしい。
苗が食用に適するまで育つのに七年から八年かかるとか。
今では栽培されたモノが出回っているが、
野生のモノとは似て非なるモノであるらしい。
熊よけの鈴を鳴らしながら穫りにいってくださったらしい。
奥さんがそれを刻んで醤油に漬けてくださったらしい。
頭が下がる。
有り難い。
醤油漬けの行者ニンニクは
餃子にするととても美味しいらしい。
生の行者ニンニクは、
マトンと一緒に焼くといいらしい。
若い頃、
Yさんはあの世界的な彫刻家「砂澤ビッキ」の弟子であった。
彫刻に明け暮れる毎日であったらしい。
その後、
Yさんは音威子府(おといねっぷ)を離れ、
留辺蘂に居を移してアトリエを開設する。
そして、
Yさんのアトリエからも多くの作家が巣立っていった。
久しぶりにお会いしたYさんの顔色が優れない。
少し体調を崩しているとか・・・。
「北海道の寒さが身体に応える歳になってしまった」
有馬温泉の近くにアトリエを構えたい」・・・という話。
これは何とかして差し上げねば。
明日にでも、
有馬に住む友人たちと相談してみることにしよう。