■ 倉吉

aquio2005-08-03

今日は無理やりとった久しぶりの休暇。
いつもより早い時間に目が覚める。
「明日は行方不明になります」
「決して私を探さないでください」
「女房が死んでも携帯に連絡しないでください」
職員たちにはそういい残しておいた。
行くあてのないドライブ・・・。
とりあえず西宮北インターから中国道を西に向かう。
院庄インターから国道を北に向かい、
鳥取県の「倉吉」に行くことにした。
倉吉は赤瓦と白壁の土蔵で有名な町。
平日の倉吉には観光客がほとんどいなかった。
蔵屋敷を改造しましたという蕎麦屋に入る。
出雲蕎麦の流れを汲んでいるのだろう、
この店では蕎麦に汁(つゆ)をかけて食べさせる。
ほんの少しの汁をかけるつもりが、
誤ってドボドボドボと入れてしまった。
蕎麦が汁を吸ってどんどんふやけてくる。
食べても食べても量が減らない。
魔法の蕎麦なんだろうか・・・。
不思議の蕎麦を食べたあと、蔵を改造した喫茶店に入る。
なかなかに居心地がよろしい。
「ごゆっくりお寛ぎください」と言われたので、
ゆっくりと寛がせていただく。
とても静か・・・・・。
日曜ともなれば町は観光客でごった返すらしい。
陽が少し陰ったころから町の探検に出かける。
気になる骨董屋を何軒か見つけたが、定休日の札を掲げた店が多かった。
またいつか来ることにしよう。
倉吉から人形峠を越え、佐治村、用瀬町、智頭町、津山市をぬけて神戸に帰る。
アパートに帰りついたのは午前二時だった。
今日はいったい何キロ走ったのだろう。
疲労を覚えるが、爽快な気分の一日であった。