■ MILONGA

aquio2005-08-11

東京のOさんからパイプ煙草を頂戴する。
贈っていただいた煙草の銘柄は「MILONGA・ミロンガ」。
「洗練されていない頃のタンゴをイメージした香り」と、
そうラベルには印刷されていた。
ラテン音楽に詳しい知人に訊いたところ、
「ミロンガ」にはいくつかの意味があるという。
●その1
<アルゼンチン・タンゴが踊れる場所>という意味。
「ミロンガに行く」ということは、
ダンス・ホールに行って
タンゴを踊るという意味になるらしい。
●その2
<音楽の形式>
ブエノスアイレスの周辺で、
吟遊詩人たちが即興に歌った音楽形式をミロンガと呼ぶ。
その音楽形式がダンス音楽として発展し、
「タンゴ」として統一されたらしい。
ミロンガに火を点けてみる。
部屋中に甘い菓子のような香りが漂う。
バニラとキャラメル、
それらを混ぜ合わせたような強く甘い香りがする。
メープル・シロップに浸したワッフルのような香りでもある・・・。
この香りは食後のデザートに使えそう。
女性に好まれる香りではないだろうか。
いつか女性を口説くような機会があれば、
このミロンガをその人の前で吸ってみることにしよう。
「眼鏡」は男の小道具だと七月十七日の日記に書いたが、
「香り」もけっこう小道具になるなぁ・・・。