■ SEIFFEN/ザイフェン・その3

aquio2005-10-02

「ザイフェンおもちゃ博物館」の館長、
「AUERBACH/アウァーバッハ」さんから
ファックスが届く。
来年の四月七日から、
同博物館で
私の個展を開いていただけることになっているが、
その展覧会のタイトルはこれでいいか・・というお訊ね。
提示されたタイトルは
「BEWEGLICHE POESIE IN HOLZ」
「Kunstlerrische Spielobjekte
von ○○(Japan)
im Rendezvous mit dem Erzgebirge」。
お世話になっているミュンヘンのGさんの翻訳では、
「木が奏でる動く詩」
「○○(日本)が作る芸術的なおもちゃとエルツ地方の出会い」
というような意味になるらしい・・・・。
私が作るモノは芸術的ではないと思うが、
そのように評価してくださっているのであるし、
あえて反対する理由も見つからないから、
「はい、タイトルはこのままで結構です」
「アウァーバッハさんにはそのようにお伝えください」と、Gさんにお伝えする。
ファックスには、
「大きく拡大した○○の作品を制作して博物館に飾りたい」とも書かれていた。
ザイフェンに住むおもちゃ職人たちが作ってくれるのだろうか・・・。
図面とサンプルを早急に送らなければ。
展覧会の日程が決まったのはつい先日のこと。
来年とはいえ、
四月七日といえば、残すところ約六ヶ月しかない。
日数にして約百八十日。
この展覧会ばかりに没頭できるはずはないから、
五十点の作品を制作するとしたら、
三日で一つの作品を作らなければ間に合わないことになる・・・。
えらいことになってきたぞ・・・。
酒を飲む時間を削らなければ。
眠る時間を削らなければ間に合わないかもしれない・・・。