■ 執行猶予

aquio2005-10-11

寸法を間違えて木材を切ってしまったことに気付く。
仕上げを急いだために起きたアクシデント。
明日が締め切りの仕事・・・・。
今から作り直すとしても、
とてもじゃないが間に合わない。
P社のTさんに連絡を入れる。
「いいですよ、十七日までお待ちします」という返事。
いやにあっさりと言うではないか・・・。
確認のため、U社のSさんに連絡したところ、
「ギリギリ二十六日でも間に合いますよ」という返事。
どうやらTさんは納期にサバを読んでいるみたい・・・。
Tさんとは長い付き合い。
「N(私のこと)のことだから、どうせ遅れるに違いない」と
行動を読まれているようなフシがある・・・。
ま、たしかに私は今まで納期を守ったためしがない。
いつも何日か遅れてしまう。
人に遅れをとるのは大嫌いだが、
納期に遅れをとるのはあまり気にならない・・・。
いつもそうだが、
お尻に火がつかないとアイデアが浮かんでこないのだ。
私に限らず、
もの作りに携わる人間には同じような行動パターンが見受けられる。
納期が差し迫っているというのに、
映画を観にいったり、酒を飲みに出かけたりする。
ある意味、現実逃避とも捉われかねないような行動をとることが多い。
仕事が嫌いというワケではない。
できなかったことに対して責任を負う覚悟はもっているし、
誰かに責任を転嫁するつもりもない・・・。
そうは考えているものの、
お尻に火がつかないとアイデアが浮かんでこないのだ。
困った性格だとほとほと嫌になることもあるが、
人には優しく・自分にはもっと優しくが私の身上であるから、
それを直すつもりもない・・・・・・・。
Tさんには一週間の執行猶予をいただいた。
彼の顔をつぶさないよう頑張って作ってみよう。