■ 50 Jahre

aquio2005-10-25

スイス「NAEF/ネフ社」から小さな荷物が届く。
箱の中には、ネフ社創立五十周年を記念する
「NAEF SPIEL/ネフ・シュピール」が入っていた。
黒と金にペイントされたネフ・シュピール
黒いネフ・シュピールには
「50 Jahre NAEF」の文字が誇らしげに印刷されていた。
とても美しい積み木・・・・。
先月、スイス・ツォーフィンゲンのネフ社
創立五十周年を記念するパーティが開かれた。
招待状を頂戴していたのだが、
諸般の事情で訪れることは叶わなかった・・・。
「パーティに出席していただけなくて残念」
「これは五十周年の記念の品です」
箱の中には、そのような内容の手紙が入っていた。
そもそもネフ社の歴史はこのネフ・シュピールから始まる。
当初は立方体に「V字」の切込みが入っただけの積み木であったが、
ある日、職人が誤って複雑な切込みを入れてしまったらしい。
職人のミスで出来上がった積み木。
その積み木を「NAEF SPIEL」と名付けて世に問うたところ、
ネフ社には注文が殺到したという話を聞く・・・。
創業社長でいらっしゃったネフさんは今年七十九歳になられるはず。
逆算すると、二十九歳の時に会社を立ち上げられたということになる。
いつであったか、
トラックの群れを横目でご覧になっていたネフさんが、
「僕も昔はよくトラックの運転をしたものだった・・・・」と、
遠いところを見るような目つきをされたことがあった。
創業者としての苦労がいろいろとおありになったのだろう・・・。
さて、明日からは新潟に出張。
明日は伊丹から新潟に飛び、明後日は新潟から東京に移動。
帰りは二十八日の午後になる予定。