■ 湯たんぽ
私は機械から吐き出される温風が好きになれない。
昨日、湯たんぽを買った。
四十二度に設定した湯をバスタブに張る。
ついでに湯たんぽにも湯を入れる。
湯たんぽを厚手のタオルで包んで布団の中に入れる。
風呂からあがり、
炬燵で温めておいたパジャマを手早く着る。
風呂に入っている間に、
布団の足元の部分がジンワリと温まっていた。
なんて温かいのだろう。
柔らかな温かさ。
つい、「ウヒャヒャヒャ」と喜びの声が出てしまう。
幸せを感じる・・・。
「エド・マクベイン」の「BIG BAD CITY」を読むか、
「養老孟司」の「こまった人」を読むか迷う。
「BIG BAD CITY」は文庫本だが相当分厚い。
文字数の少なそうな「こまった人」を読むことにした。
「自分の頭で考えること」の重要性を説く、
なかなかの示唆に富んだ本であった。
今朝は六時に目覚める。
湯たんぽはまだほんのりと温かい温度を保っていた。
今日は大晦日。
今年も今日でお仕舞い。
明日は正月。
「正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」と、
そう詠んだのは一休和尚だった。
五十九里の道程にはいろんな出来事があった。
あと何里歩くことになるのだろうか・・・。
ま、これからの道程もせいぜい楽しませていただくことにしよう。
さて、今夜は「ジルヴェスター・ガラ・コンサート」。
そろそろ出かけることにしよう。