■ お呼び出し

aquio2006-01-10

左斜め前を走行する赤い車を追い越そうとした時、
何の前触れもなく、
いきなりその車は車線を変更してきた。
私は急ブレーキを踏んで追突の難を逃れた。
私の車の接近に気が付かなかったのだろうと判断し、
注意を促す目的で、私はクラクションを鳴らした。
去年の暮、高速道路のトンネルの中での出来事。
ラクションが運転者の神経を逆撫でしたのだろう、
ヘッドライトを上向きにしたまま、
その車は私の後を追いかけてきた・・・・。
私の車を追い越しざま、私の車の直前で急ブレーキをかける。
私も急ブレーキを踏んで追突を避ける・・・。
車はそのまま追い越していったが、
一キロほど先で、そいつはタンク・ローリーの陰に隠れて待ち伏せをしていた。
そいつは私の車を追い越し、私の車の前で急ブレーキを踏む。
私も急ブレーキを踏んで逃れる。
私に危害をくわえようとしているのは明らかであった。
キチガイは執拗に同じことを何度も何度も繰り返す。
とうとう車のスピードは百五十キロを超えた・・・。
車の中から「110番」に連絡をとり、状況を伝える。
「貴方は怪我をしましたか?」
「いいえ」
「車に損傷を受けましたか?」
「いいえ」
「それではあまり関わりにならないようにしてください」
この一言でカチンときた。
「誰がキチガイに関わりたいものか!」
キチガイが一方的に関わってきてるんじゃないか!」
「私が事故で死んだら警察は動くのか?」
「今、このキチガイがやっていることは傷害未遂ではないのか!?」
「・・・・・」
「今の君のような対応のせいで、桶川の女子大生は殺されたのではなかったか?」
「・・・・・」
「もういい!君の名前は?」
「・・・・・」
携帯のスイッチを切り、車を左車線に戻して路側帯に車を停める。
殴り合いの喧嘩になることを覚悟した。
私が車を停車させたのを見て、キチガイの車はそのまま走り去っていった。
自分の身は自分で護る時代になったのだろうか。
警察が当てにならない以上、そうするしかないだろう。
今朝、その警察から「駐車違反」の呼出状を頂戴する。
キチガイに刃物」「バカに権力」・・・。
やれやれ・・・である。