■ 六十本の薔薇

倉敷にお住まいのＫさんご夫婦から、
還暦祝いに六十本もの薔薇を頂戴する。
黄、ピンク、白、赤・・・、様々な色の六十本の薔薇。
とても美しい・・・。
私が還暦を迎えるにはまだ半年ほどの間があるが、
「ま、今年で六十歳に間違いはなかろう！？」と、
わざわざ倉敷から抱えてきてくださった。
とても嬉しいが、
男から薔薇の花束を頂戴するのは気色が悪い。
奥様から頂戴することにした。
Ｋさんは倉敷の小学校の校長先生でいらっしゃる。
農家のお生まれであるらしく、
ご夫妻の菜園ではいろいろな野菜や果物が栽培されている。
今日も山ほどの紫玉ねぎを頂戴する。
そういえば、
Ｋさんも来年の三月には小学校を退官されるのではなかったか？
今日のお返しに何をプレゼントしよう？
Ｋさんは私の木工教室の生徒でもある。
退官記念に私の作品をプレゼントしようか・・・。
これまでの奥様の苦労をねぎらう意味で、
奥様に作品をプレゼントすることにしよう。
そういえば、
お二人の仲を取り持ったのは「バドミントン」であったと聞いている。
「バドミントン」のからくりを作ってみよう。