■ 剥離骨折

aquio2006-06-09

過日、
右手の親指をひどく打ったことがあった。
しばらくは曲げることもできないほど指が痛んだが、
ま、単なる打撲であろうと放置していた。
しかし、いつまで経っても痛みが退かない。
今日、医院で「剥離骨折」と診断される・・・。
昔、
植木を満載したトラックに足を轢かれたことがあった。
今から三十五年ほど前、冬の札幌での出来事。
踏み固められ、
雪が氷のように凍てついた交差点を歩いていて、
スリップしてきたトラックに右足を轢かれたのだ。
トラックはスパイク・タイヤを装着していたため、
靴の皮はボロボロにささくれだってしまった。
轢かれた瞬間には熱さを覚えたが、
不思議と痛みは感じなかった・・・。
レントゲン写真を撮ったところ、
足の骨にはまったく異常がみられなかった。
ほんの少し、足の甲の部分に内出血がみられる程度であった。
「丈夫な骨だねぇ」と、医者も呆れるほど骨密度が高かった。
私は自分でも驚くほど傷の治りが早い。
ノコギリで指を深く切ったこともあったが、
傷口を縫うこともなく、放っておいたら直ってしまった。
治癒力という点では、
人間というよりも、野生の猿に近い体質なのかもしれない・・・。
親指の打撲も、
放っておけばその内に直ると思い込んでいた。
ひょっとしたら、
歳とともに骨密度が下がってきているのかもしれない・・・。