■ ほととぎす

aquio2006-06-29

今朝は五時に目覚める。
午前七時、岡山の職場に向けて車を走らせる。
午前八時半、職場に到着。
エンジンを切り、車のドアを開けたとたん、
どこからか「ほととぎす」の鳴き声が聞えてきた。
なるほど、
東京特許許可局」と鳴いているようにも聞える。
関東のほととぎすはそのように鳴くのかもしれないが、
関西のほととぎすは「テッペンハゲタカ?」、と鳴く。
「テッペンハゲタカ?」といえば、
高校時代、「ほととぎす」とあだ名のついた教師がいた。
その教師の頭の天辺は見事に禿げていた・・・。
心ある生徒たちは見て見ぬフリをしていたが、
あれから四十余年、
同級生たちもまた、「ほととぎす」になってしまった。
中には「ゼンタイハゲタカ?」と鳴くほととぎすもいる。
歳月とはなんと残酷であることか・・・。
幸いなことに、
私はこの歳になっても髪はフサフサとある。
心ある私は頭髪の話題には決して触れないことにしている。
「触らぬ女に孕みなし」、
「触らぬ髪に祟りなし」なのである・・・。
頭髪といえば、
「爆弾きゅうり」というあだ名の教師もいたなぁ。
細長い顔の上に、爆風を受けたようなモジャモジャの髪が乗っかっていた。
しかし、どうも近頃は昔のことをよく思い出す・・・。
ま、歳をとったということなのだろう。
職場に向かう道には、
約二百メートルにわたって紫陽花が植えられている。
梅雨に入っているとはいえ、まだ少しその蕾は固い。
来週には満開になるのだろう。
とても楽しみ。