■ コンサート

aquio2006-07-15

今夜は、リコーダー奏者「藤田隆」さん率いる
「スーパーカルテット」の二度目のリサイタル。
くるみ割り人形」の小序曲が演奏されると聞き、
高さ二メートルを超える「くるみ割り人形」を車に載せ、
大阪のフェニックスホールに出かける。
プログラムは、
テレマンの「コンチェルト・ヘ長調
チャイコフスキーの「くるみ割り人形・小序曲」
イギリス古謡の「空想の花束」
ヘンリー・マンシーニの「ピンク・パンサー
ヴィヴァルディの「コンチェルト・ハ長調
渡辺岳夫の「アルプスの少女ハイジ」のテーマ曲・・・と、
いつも通りのバラバラの選曲であった。
期待を裏切らない、お約束どおりのプログラムであったが、
中でも、
鳥取県倉吉にお住まいの山本喜三さん作曲による
人形峠」の演奏はすごかった・・・。
人形峠」にはおどろおどろしい民話が残されている。
人形峠」は私の自宅から車で小一時間ほどのところ。
晴れた日はともかく、
雨の降る夜などには絶対に越えたくはない峠である・・・。
何か好からぬコトが起きそうな、暗い雰囲気を持った難所である。
そんな「人形峠」の民話の世界が見事に表現されていた。
イスラエルの古謡である「HAVA NAGILA/ハヴァナギラ」の演奏も良かった。
「ハ〜ヴァ〜ナギ〜ラ・ハ〜ヴァ〜ナギ〜ラ・ハ〜ヴァ〜ナギ〜ラ・ナントカ・カントカ・・・」
昔、「ベラフォンテ」がこの歌を歌っていた。
曲を聴きながら、
妻と「ベラフォンテ」のコンサートに出かけた時のことを思い出していた。
今から三十二年前の五月。
場所は東京中野のサンプラザ。
あの時、妻のお腹の中には長男がいた・・・。