■ プッチーニ&ズッキーニ

aquio2006-07-31

「道化師」というタイトルのオペラがある。
作曲は「ルッジェーロ・レオンカヴァッロ」
旅回りの芸人一座の座長である「カニオ」と、
芸人一座の花形女優であり、
カニオ」の女房でもある「ネッダ」。
せむしの道化である「トニオ」、
「ネッダ」の恋人である色男の「シルヴィオ」・・・と、
「道化師」には様々な人物が登場する。
「ネッダ」は「シルヴィオ」と不倫の関係にある。
二人は「カニオ」の眼を盗んで逢瀬を重ねていたのだ。
その二人の秘密を知った「トニオ」は、
かねてから想いを寄せていた「ネッダ」に言い寄るが、
しかし、「トニオ」は「ネッダ」の手酷い拒絶にあってしまう。
「トニオ」は拒絶されたことの腹いせに、
「ネッダ」の不倫を「カニオ」に告げ口する・・・。
これが舞台の粗筋であったと記憶している。
今日、西粟倉村にお住まいのKさんから、
たくさんの「プッチーニ」と「ズッキーニ」を頂戴する。
プッチーニ」を電子レンジに入れてチンする。
とても甘くて美味しい。
プッチーニ」を食べながら、
「道化師」の舞台のことを思い返していた。
オペラに登場する「トニオ」と「カニオ」。
野菜の「プッチーニ」と「ズッキーニ」。
どちらも語呂がとてもいいではないか。
丸顔の「プッチーニ」と細面の「ズッキーニ」。
この二つの野菜を主人公にした、
そんな人形劇はできないものだろうか・・・。
プッチーニ」を食べながら、そんなことを空想する。
一度、人形劇団「みのむし」の「飯室」さんに相談してみようか・・・。
余った野菜は息子の店に持っていってやろう。
新しい料理が生まれるかもしれない・・・。