■ ネジ巻き

aquio2006-09-03

今朝は六時に眼が覚める。
アパートの天井とは壁紙の色が違うことに気付く。
「あれっ、なんかいつもと違う・・・」
「おぉ、そうだ」
「俺は京都のホテルに泊まっているのだ」と、
そう気付くまで少しの時間がかかる。
頭がボーっとしている。
身体も少しだるい・・・。
休暇をとった後にしばしば現れる症状、である。
なまじ休暇をとったりするから、身体に変調を来たす。
ネジがすっかり緩んでしまったのだろう。
シャワーを浴び、簡単な朝食を済ませる。
糖分が補給されたからだろうか、
切れていた頭のスイッチがパチッと入る。
午前七時半、ホテルの駐車場を出発。
三条河原町から神戸の職場までの距離はわずか。
名神高速を利用すれば小一時間ほどの距離でしかない。
堀川通りを走り、東寺の辺りの交差点を左折。
名神高速京都南インターに向かう。
車を操るのはとても気持ちがいい。
高速道に車を乗り入れたとたん、身体が戦闘モードに入る。
これだから覆面パトカーに捕まったりするのだ・・・。
職場には八時半に到着。
まだ誰も出社していない。
誰もいないアトリエでコーヒーを淹れ、
緩みきったネジを巻きなおす。
「飯室康一」さんの人形劇は今日も続いている。
観客の反応を見ながら、「飯室」さんは劇の内容に訂正を加えていく。
さて、今日の「黄昏アンソロジー」はどのように変化しているのだろう・・・。