■ 終電

aquio2006-09-20

オルゴール博物館の館長でいらっしゃるTさん、
その部下でいらっしゃるYさん、Oさんたちと飲む。
三宮のイタリア・レストランで食事と会話を楽しんだ後、
バー「YANAGASE」に河岸を変える。
ついつい話し込んでしまい、
気がつけば、時間は十二時近くになっていた。
若い女性たちをこれ以上引き止めることはできない。
話の続きはまたの機会、ということにしてお別れする。
「YANAGASE」から新神戸駅に向かって歩き、
十二時四分発の最終列車に乗り込む。
谷上駅から三田行きの終電に乗り換えて、驚いた。
なんと女性乗客の多いことか・・・。
そのほとんどが酔っ払っているではないか。
乗客の数を数えてみる。
私が乗っている車輌の乗客の総数は三十四名。
そのうち、八名は女性であった。
約二十四パーセントが女性の酔客であるといえる。
隣の女性専用車輌に乗っている女性の数を数えてみる。
三十四名であった。
この列車は六輌編成であったはず。
各車輌に同じ比率で女と男が乗車しているとして、
女=(5輌×34人×0.24)+(34人×1輌)=約75人
男=5輌×34人×0.76=約130人
携帯の電卓機能を使い、酔った頭で計算する。
男+女=130人+75人=205人
終電に乗りあわせた乗客のうち、三人に一人は女性客であった。
終電に乗るのは久しぶりだが、
いろいろな人生模様が見え、実に興味深い・・・。
先ほどまでの恋の余韻に浸っているかのように見える若い女
コンパの帰りらしき学生。
疲れきった顔で眠りこけている中年のサラリーマン。
そして、暇つぶしに女と男の酔客比率を計算している私・・・。
ふふ、ま、いろんな人がいる。