■ ワイン・カラー

aquio2006-09-29

銀座ソニー・ビルの三階、
「カフェ・ラキ/楽器」でGさんにお会いする。
Gさんはミュンヘンにお住まいであるが、
時々は今回のようにお里帰りをされる。
買ってきていただきたいとお願いしていた、
「Wurttenbergische Metallwaren Fabrik」の
「ワイン・カラー」を四つも頂戴する。
「ワイン・カラー/WINE COLLAR」、
つまり、「ワインの衿」というような意味。
ワインを注ぎ終わった後、
その雫が下に垂れるのを防ぐためのリング。
ボトルの首の部分に装着して使う。
リングの内側には分厚いフエルトが貼り付けられている。
このフエルトが雫を吸い込む、という仕組み。
リングは半分に割れるように作られていて、
半分に割れたリングは磁石の力でもとの形に戻る。
さすがは「Wurttenbergische Metalwaren Fabrik」の製品。
接合部分には毛筋ほどの狂いもない。
一つはSさんへのプレゼントにするつもり。
この十月から、
Sさんは、あの「ル・コルドン・ブルー」に入学される。
プロの調理人を目指されると伺っている。
ま、一流と呼ばれるレストランであれば、
垂れた雫はリネンのクロスあたりで拭うのであろうが、
気の置けない仲間たちとのパーティとかで、
日常に使っていただければ、とても嬉しい。