■ PETERSBURG
今日は朝から岡山県美作市に出かけていた。
会議の最中、
神戸の職場の職員から連絡が入る。
「ロシアの女性が職場に来られている」、という連絡。
ロシアの方が私にいったい何の用事があるのだろうか。
用件を聞いておくよう、指示を出しておく。
午後六時、職場に帰り着く。
応対した職員から話を聞いたところ、
来られたのは、
「MARIA MARCHENKO」という女性であった。
「マルチェンコ」とお呼びするらしい。
「ぺテルスブルクに玩具の博物館がある」
「私はその博物館の館長を勤めている」
「ザイフェンの博物館でN氏(私のこと)の展覧会を見た」
「今、アーティスティックな玩具の展覧会を企画している」
「ぺテルスブルクで個展を開いてみないか?」、
というお誘いのお話であったらしい。
ロシアの独楽と土笛をお土産にいただいていた。
何故、ロシアの「ペテルスブルク」とドイツの「ザイフェン」なのか・・・?
東西ドイツが統合される前、
ロシア語は旧・東ドイツの国民にとって必須の言語であった。
ロシア語が喋れるドイツ国民はとても多いという。
「ペテルスブルク」と「ザイフェン」、
この二つはロシア語でつながっていたのだ。
当然、ザイフェン玩具博物館の館長でいらっしゃる「アウアーバッハ」さんも
ロシア語が喋れるに違いない。
ロシア語で私の宣伝をしてくださったのだろう。
ひょっとしたら、「ペテルスブルク」に行けるかもしれない。
せっかくのお申し出を断るというテはない。
ついでに「エルミタージュ」を見に行こう。
ついでに東欧の諸国を回ってみようか・・・。