■ 熊

aquio2006-10-28

今朝は五時に起床。
終夜営業のガソリン・スタンドに立ち寄り、
早朝の中国道を西に向かって走る。
自宅に辿り着いたのは八時を少し過ぎた頃だった。
「庭に植わっている合歓の木の辺りに熊が出た!」、
という話を妻から聞かされる。
今秋は熊の目撃談をよく耳にするが、
自宅の庭にまで出没するようになったとは・・・。
自宅から五十メートルほど離れた所には、
数名の家具作家たちが働くアトリエがある。
また、そのアトリエから百メートルほど離れた所には、
私が勤務する職場がある。
里から離れた所にあるとはいえ、
深夜まで人の気配が絶えない場所ではある。
そんな場所に、
薄暮の時間帯に一匹の熊が出たというのだ。
冬眠をひかえ、熊もその準備に忙しいのだろうが、
それにしても、人家の近くにまで出てくるとは・・・。
私の家は岡山県下最高峰の「後山」の中腹にある。
昔は直径一メートルほどの石楠花が自生するほどの山であったという。
ブナやクヌギが自生する豊かな山であったらしい。
いつの間にか、山の生態系が狂ってしまったのだろう。
最近も、
熊が駐車中の車の中を窺っていたという事件が近くであったばかり。
どちらにしても気をつけなければ・・・。