■ 整理整頓

aquio2006-12-25

先日まで母がアパートに寝泊りしていた。
母は大の整理整頓好き。
部屋の掃除をしてくれたのだが、
整理が過ぎて、どうにも居心地が悪い・・・・。
モルモットじゃあるまいし、
まるで無菌室に入れられているような気分になる。
整頓が過ぎて、
何がどこにあるのか分からなくなってしまった。
書類の行方が分からない。
絵の具の行方が分からない・・・。
使い勝手が悪すぎる。
そんなワケで、自分流に部屋の整理を始める。
整理といっても適当に散らかすだけなのだが、
それだけで居心地が随分と違ってくるから不思議。
「水清ければ魚住まず」、といったところ。
適当に濁っているのが快適なのである・・・。
雑然としているようで実は整然としている。
これが住み心地の良否を決定すると思うのだが、どうだろうか・・・。
整理を終え、パイプに火を点けて香りを楽しむ。
お気に入りの絵葉書を額に入れて棚に飾る。
絵葉書の下のほうには「Lady with Lute」と印刷されている。
誰が描いたイラストなんだろうか。
パイプの煙を燻らせているうち、ウトウトと眠くなってくる。
今年も残すところあとわずかだが、
齢を重ねるとともに、
新年を迎えるという実感がなかなか持てないでいる。