■ お正月・その2

aquio2007-01-03

「僕、やっぱり転職するわ」、と言い残し、
三男のSは大阪に帰っていった。
今夜は下宿先で仲間との新年会があるらしい。
次男のSは「昼の仕込があるから」、
と言い残して職場に向かっていった。
次男はイタリア料理の店を経営している。
長男のDはとうとう東京から帰ってこなかったが、
妻には電話で年賀の挨拶があったらしい。
アパートには、私と妻と母の三人がとり残される・・・。
妻もこの一月十五日で六十歳になる。
母は八十二歳。
三人の歳を合計すると二百二歳、にもなる・・・。
高齢化社会に向かう日本の将来を暗示するような雰囲気、である。
「ゲッ!」なのであるね。
今日は昼から休暇をとった。
昼食を終え、三宮に出かける。
神戸の街は観光客でごった返していた。
道が分からないのだろう、他府県ナンバーの車が右往左往している。
馴染みの駐車場も満車の状態であったが、
オヤジが「車、道路に停めといて」「後でなんとかするから」、と言ってくれる。
有り難い。
車をオヤジに預け、トア・ウエストの辺りをブラブラと歩く。
馴染みの「MOKUBA」でコーヒーを飲み、
開店したばかりのケーキ屋でケーキを買って帰る。
今夜は母が「鰤鍋」を作ってくれた。
Sさんから頂戴していたワイン「PATAPON」で乾杯する。