■ 蝦夷前

aquio2007-01-16

昨日から東京に来ている。
二時間刻みのスケジュールをこなした。
仕事もこなしたし、遊びもいっぱいこなした。
往路、私はいつも新神戸駅
「ひっぱり蛸飯」を買うことにしている。
この駅弁はなかなかに美味しい。
飯全体に蛸の味がしみ込んでいて、とても美味い。
「富士には月見草がよく似合う」。
そう言ったのは太宰治だったが、
誰が何と言おうと、
「蛸飯」には濃いめの熱いお茶がよく似合うのだ。
復路、私はいつも東京駅で
蝦夷前・知床鮨」を買うことにしている。
売っている場所は大丸百貨店の地下食料品売り場。
いろんな種類の鮨が売られているのだが、
今日は、蟹とイクラと海胆がのっかった鮨を買う。
これがまた冷えたビールによく似合うのだ。
お値段は一千五百七十一円也。
ポケットを探っていると、
お姐さんが、「アッ、一円はいいですよ」
「一円はおまけしておきます」、と言うではないか。
「フム、この女は男前が好きなのだ」とか、
「いい男はいろんなシーンで得をするなぁ」とか、
アホなことを考えていたら、
隣の客も同じように一円をおまけしてもらっていた。
「なぁんだ・・・」、なのであった・・・。