■ 執筆

aquio2007-04-20

「POP-UP BOOKS」、
いわゆる、しかけ絵本を集めだして三十年になる。
こつこつと集めたしかけ絵本の総数は百を超える。
過日、「しかけ絵本について執筆しませんか」、
という電話がS社からあった。
今日、S社を訪問し担当のOさんにお会いする。
Oさんにお会いするのは今日で三度目だが、
お互い、その編集方針をなかなか絞り込めないでいた。
「見れば分かる!」
しかけ絵本とはそもそもそういったものである。
見れば分かるしかけ絵本の、
その楽しさを文字でどのように伝えたらいいのか・・・。
しかけ絵本の歴史や楽しみを綴りながら、
読者に何を伝えるのか・・・。
その肝心の部分で行き詰っていた。
しかし、Oさんと話し合ううち、
基本的な編集コンセプトがはっきりと見えてきた。
悩みのある時は人に相談するに限る。
一人であれやこれやと悩んでいても仕方がないものである。
Oさんと言葉のキャッチボールを繰り返すうち、
思考はある一点に向かって収縮していった・・・。
何ページの本になるのか分からないが、
文章はなんとかなりそう、な気がする。
時間はたっぷりとあるが、いい加減な文章は書けない。
書籍は後世まで残るものであるから、
検証に検証を重ねた文章でなければならない。
そして、エンターテイメント性を備えた文章でもなければならない・・・。
さて、ぼちぼちと取り掛かることにしよう。
来月の中旬までには全体の構想をまとめなければならない。