■ 三十路パーティ

aquio2007-05-06

職員のI君の家はとても広い。
六畳間が四つ、八畳間が二つ、
四畳半の部屋が二つ、
それに台所と風呂とトイレがついている。
「8DKD」の一軒屋。
最後の「D」は「土間」の「D」である。
広い土間付きの一軒家にI君は一人で住んでいる。
家賃は二万五千円という破格の安さなのだが、
家財といえば、冷蔵庫と炊飯器、
ベッドとくたびれきった単車だけ、という貧しさ。
ま、若いうちはそれで十分なのだが、
本人はその何もない生活を十分に楽しんでいる様子・・・。
稀に見る好青年ではあるね。
で、昨夜はそのI君の家に職員の全員が集合する。
職員のMさんのバースデー・パーティ。
「Mさん三十路おめでとうパーティ」を開く。
パーティのメインとなる献立は「味噌味キムチ鍋」。
「三十路だから味噌味キムチ鍋」、
という、ワケのわからない理由の献立・・・。
「何か一品持ってこい」、というので、
豚肉のソテーと烏賊の刺身を持参する。
皆が持ってきたのは、ゴムのように硬い鰻の蒲焼、
出来損ないのスゥイート・ポテト、
賞味期限すれすれのグレープフルーツ・ジュース、
キャベツだけの野菜サラダ・・・等々であった。
ケーキを食べた後、
宴会の後には恒例となっている「ボードゲーム」大会を開く。
昨夜のゲームは「ハゲタカの餌食」。
簡単なルールの心理ゲームだが、結構盛り上がる。
若者と触れ合うのは本当に面白い。
「俺も若い頃はこうだったな」、とつい感傷に浸ってしまう。
久しぶりに酔っ払ってしまった。
主賓のMさんに自宅まで送っていただく。
楽しいひと時だった。
「味噌味キムチ鍋」も美味しかった。