■ マルコヴィッチの穴

aquio2007-06-10

映画「マルコヴィッチの穴」には、
売れない操り人形師、
トラウマを抱えたチンパンジー
性不一致障害に悩む女・・・と、
様々なキャラクターを持つ人物や動物が登場する。
監督は「Spike Jonzeスパイク・ジョーンズ」。
映画の終わり頃、
ジョン・マルコヴィッチ」が等身大の人形を操る、
というシーンがあるが、
実際に人形を操っていたのは、
あの希代の操り人形師「Phillip Huber/フィリップ・フーバー」。
「フィリップ・フーバー」のテクニックを見るだけでも、
この映画を観る価値は十分にあるように思える。
数名のダンサー達に混じり、一体の等身大の人形が踊る。
その表現力たるや・・・・。
私は操り人形師ではないが、
いつか機会があれば、このような人形の制作に関わってみたいものだと、
そんな淡い期待を抱いていた・・・。
一昨日、松江にお住まいのSさんから電話を頂戴する。
「ミュージカル仕立ての劇の中で、数体の人形を動かせないか」
「できれば、その人形のデザインを考案してほしい」
「人形の動く仕組みも考えてほしい」、という内容の電話。
上手くすれば、抱いていた想いが実現するかもしれない・・・。
昨夜、「マルコヴィッチの穴」を借りてきて観る。
「フィリップ・フーバー」の技術を再度確かめる。
何度観ても素晴らしい・・・・。
さて、話が実現するとなれば、いったい誰にその人形の制作を頼もうか。
話が実現するとなれば、誰にその人形を操ってもらおうか。
ワクワクしてきたぞ。