■ 世界の飛び出す絵本展・その2

aquio2007-06-19

約十一時間ほども眠っただろうか、
目覚めはとても爽やかであった。
明日から「世界の飛び出す絵本展」が始まる。
今日中にその展示を終えなければならない。
午前十時、
「アルティアム」に関係者が集合し作業が始まる。
什器はすべて用意されていたが、
二百冊もの絵本を体裁よく並べるのに苦労する。
時間だけがいたずらに過ぎていくように思える。
作業が遅々として捗らないように思える・・・。
午後七時、それでもすべての作業が終わる。
「アルティアム」のKさんに夕食をご馳走になる。
連れていっていただいたのは、警固二丁目にある「魚松」という酒処。
「さかなやさんがつくる美味しい定食と海鮮丼のお店」、と銘打つだけのことはある。
金目鯛の煮付けの美味いことといったら。
鰯の味噌煮込みの美味いことといったら・・・。
何もかもが、美味い。
美味いといえば、
昼には天神一丁目の「よし田」で鯛茶漬けをご馳走になった。
この鯛茶漬けも絶品であったな。
東京銀座には鯛茶漬けで名代の店があるが、
鯛の新鮮さにおいて、その味わいはまったくの別物であるように思える。
Kさんにはすっかりご馳走になってしまった。
聞けば、まだ展覧会場にし残した作業があるとか。
会場に戻って仕上げをする、とのこと・・・。
そういえば、「アルティアム」から「魚松」に向かうタクシーの中、
瞬間的だが、Kさんは意識を失うように眼を閉じられていた・・・。
相当にお疲れであったご様子。
仕事とはいえ、その頑張りには頭が下がる・・・。
さて、展覧会の前評判はとてもいいようである。
今日も四つのテレビ局が取材に訪れていた。
展覧会の内容が「飛び出す絵本」であるから、
その色といい、その形といい、その動きといい、
取材の対象としては実にテレビ向きの素材ではあるのだね。
多くの方々が来てくださればいいのだが・・・。