■ コレクター

aquio2007-07-05

今、博多の「art gallery ALTIUM」で
「世界のしかけ絵本展」が開催されている。
私とid:emimiさんのコレクション、
合わせて約二百数十冊が展示されているのだが、
今朝、アメリカから一冊の「しかけ絵本」が届く。
「GO AWAY, BIG GREEN MONSTER!」
昨日も数冊の「しかけ絵本」を購入したばかり。
どうにもこの収集癖には歯止めがかからない・・・。
立派な「しかけ絵本おたく」ではないかと思う。
昔、「おたく」という言葉がなかった時代にも、
「フリーク」とか「マニア」という言葉があったが、
しかし、そのほとんどは男に向けられた言葉であった。
女性の中に「フリーク」や「マニア」はいなかったように思える。
ましてや、女性の中に「おたく」はまったく見当たらない。
男にはモノを集める「癖/へき」のようなものがあるのではないだろうか。
それが例え路傍の石のようなモノであっても、
その石に価値を見出せば、誰が何と言おうと、男はせっせとそれを集める。
無価値なモノであっても、男はそこに価値を見出す。
そこに他人の評価が入り込む隙間は、ない・・・。
先ほど、職場の本棚に並んでいる「しかけ絵本」の数を数えてみた。
三十一冊、あった・・・・。
「こんなに集めてどうするんだ!?」、と思うことも正直ある。
私は今年の十二月で六十一歳になる。
棺桶に親指の爪先を入れているような歳になった。
多分、これからも「しかけ絵本」の収集は止まないだろうが、
これらコレクションの行く末を考えておかなければならない歳にもなった・・・。