■ MUSTANG FASTBACK・その5

aquio2007-07-24

前後四つのショック・アブソーバーの交換と、
ウインカー・スイッチの交換。
軸受けベアリングの交換と、
ヘッド・ライトの球の交換を終え、
マスタング」が修理工場から帰ってくる。
ゴム製のブッシュはまだまだ使えるとのこと。
夜、修理を終えた「マスタング」を駆り、
宝塚まで走ってみる。
ショック・アブソーバーを交換したからか、
少し乗り心地が固くなったような気がする。
なにしろ、こいつは今から四十一年前に作られた車。
次から次へと修理に手間がかかる。
ま、それを承知で乗っているのだが・・・。
この車が造られたのは一九六六年のこと。
為替レートが一ドル=三百六十円に固定されていた時代、
トヨタのクラウンが八十万円ほどで販売されていた時代に、
この「マスタング」は四百万円ほどで販売されていた・・・。
三十万円ほどの軽四すら買えない若造にとって、
マスタング」は夢のまた夢の車であった。
その夢のまた夢であった車を手に入れたはいいが、
この「マスタング」は四十一歳。
私は六十歳。
さて、どちらが先にくたばるのだろう・・・。
私が先にくたばったとしたら、
こいつの行く末はどうなってしまうのだろうか。
我が子のように気にかかる・・・。