■ 狐憑き

aquio2007-07-30

今朝は五時半に起床。
新幹線で出かけてもよかったのだが、
工具類を入れた鞄だけでも四つある。
両手ではとても持ちきれないから、
車で出かけることにした。
神戸から山陽道に入り、岡山市の青江に向かう。
午後三時、仕事を済ませて神戸に向かう。
明日は午前八時半から大阪で重要な会議がある。
遅刻は絶対に許されない。
朝早くに出発してもいいのだが、
今夜はゆっくりと眠りたい・・・。
職場の仕事をテキパキと済ませ、大阪に向かう。
今夜は大阪のホテルに泊まることにした。
午後十時半、ホテルに到着。
十九階のバーで一杯やることにし、
赤ワインとチーズを注文する。
夜景がとても美しい。
隣の席は女性ばかり十人ほどのグループだった。
どうやら、フラダンス教室に通っていらっしゃる奥様方のようである。
「手はこう上に向けるのよ」とか、
「指先はこう伸ばすのよ」とか、実に姦しい。
時々立ち上がっては踊りを披露してくださるのだが、
その踊りを見る限りでは、
狐にとり憑かれた女性が踊っている、としか思えない・・・。
その横には狸にとり憑かれたような女性が座っていらっしゃる。
実に珍しいモノを見せていただいた。
午前零時、部屋に戻ってベッドに潜り込む。
今日一日の走行距離は四百キロを超えた。
さすがに疲れた。
奥様方のフラダンスに止めを刺されたような気がする。
明日の会議の発言内容をイメージしているうち、
いつの間にか眠ってしまう・・・。