■ 花火

aquio2007-08-14

昨日はこの村の夏祭りだった。
祭りに合わせて、
三男のSが大阪から帰省していた。
Sと顔を合わせるのは実に久しぶり。
ほんの少しだが、Sの顔つきは男っぽくなっていた。
ちょっと嬉しい・・・。
夕食を食べていると、
「Sちゃん、花火を観に行こう」、
とS大の院生であるTちゃんが誘いに来る。
TちゃんとSは幼稚園の頃からの幼馴染。
Sは子どもの頃から花火が大好きだった。
Sが子どもの頃、
夏になると毎晩のように庭で花火大会を催したものだった。
で、兄たちがSにつけた渾名が「妖怪花火小僧」。
雨が降った日など、Sはとても機嫌が悪かった・・・。
妻も子どもの頃には花火が大好きであったという。
毎晩のように町内の子らと花火を楽しんだらしい。
Sの花火好きはどうやら妻の「筋」のようである。
「花火婆」は「花火小僧」との久しぶりの会話を楽しみにしていたようであったが、
「今夜はTちゃんの家に泊まる」、と言い残し、Sはサッサと家を出ていった。
「花火婆」はがっくりと肩を落としていたが、
ま、男の子とはそうしたものであるね。
我が家は標高六百五十メートルほどの高台にある。
花火大会の会場とは約百メートルほどの標高差がある。
上を見上げなくとも、
前を見ているだけで勇壮な花火が眺められる。
花火が終わった後、祭りの屋台をひやかして歩く。
祭りは、とても、いい。