■ Please and Thank you

aquio2007-08-19

八月十八日のid:emimiさんの日記に
「道を訊かれる」という内容の記載があったが、
実は、私もよく人に道を訊かれる。
それは、
私の容貌がそうさせるのだ、と推測している。
私は何事にも精通しているかのような、
揺るぎ無い自信に満ち溢れた顔つきをしているから、
人はそこに、「この人に訊けばきっと大丈夫」、
といった安心を見出すのではないか、と思われる。
きっとそうに違いない。
車を運転していて人に道を尋ねる場合、
私はまず車を安全な場所に移動させ、
雨が降っていても、必ず車を降りて道を尋ねるようにしている。
それが礼儀というものだと思う。
特にこの季節、人を炎天下に立たせておき、
己はエアコンの効いた車内から顔だけ出して道を尋ねる、というのは、
横着極まりない態度ではないか、と思う。
実に無礼ではあるね。
このような態度をとられた場合、
私はにこやかな顔で、限りなく遠回りな道順を教えることにしている。
ま、あれだね、
このような横柄な態度をとる輩に限って、
「Please」もなければ「Thank you」もない・・・。
別に、礼を言われたくて道順をお教えするワケではないが、
「お尋ねしますが」とか、「お手を止めて申し訳ございませんが」とか、
「お手間をとらせました」とか、
最低限の挨拶はあってしかるべきではないか、と思うのだが、
その最低限の挨拶すら出来ない大人が増えてきた・・・。
道を尋ねれば、人は必ず親切かつ丁寧に教えてくれるという、
その思い込みには、実は何の根拠もないのであるね。
尋ねる相手によっては、
私のように複雑な道順を面白がって教える、というような輩もいるのである。
人に教えを請うのであれば、そこには礼儀が必要とされるのではないか。
礼儀をわきまえない方々には複雑な道順をお教えすることにしている。
「あの説明で無事に到着されただろうか」、
などとその後を想像するのも楽しいものである。
意地悪ではあるがね・・・。